空と冗談

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白血病になった事をブログで書こうと思った理由

最初に

本エントリは「俺が白血病の話をブログで書こう」と思った契機しか書かれていない。「白血病罹患者の体験談が見たかったのに・・・。」という方、申し訳ない。今後書いていく予定ではあるが、本エントリには特に体験談的なものは書かれていない。

そんなブログエントリなので、興味のない方はここでブラウザバックしてもいいし、逆に興味がある方は読み進めてもらってもいい。

 

ただ断っておくが、本エントリを読んでも「これを飲んで難病が治った」とか「白血病にはこれが効く!」とか、そういう情報は一切出てこない。今後書いていく予定のエントリにも、一切出てこない。特効薬的なもの、難病の自宅療法的なものを求めている方は、俺のブログエントリじゃなくて他のブログなりなんなりを見たほうがいい。本エントリと、これから俺が書く予定にしている一連の話は、「俺が罹患して入院して退院して一応今も生きている」というログでしかない。


だが一応、「白血病とは」「家族が友人が難病に罹患した際の心構え」「入院中の生活」「退院後に気を配っている事」といったような話は、今後書いていくつもりだ。

そういう事が知りたいという方や、普段あまりない事への体験談が読みたいという方、または単純に興味があるといった方などに本ブログが一助となれれば幸甚である。

 


本題

「週刊誌っぽい見出しを付けて難病の話をする増田」が荒れている。


https://anond.hatelabo.jp/20170611224643


https://anond.hatelabo.jp/20170621133541


他にもあるかも知れないが、俺が見たのはこの2つである。


「自身の体験をよく見る文体で書いた結果なのでは」等の擁護意見も多かったが、双方ともブコメやトラバで手斧を投げられまくりである。


これが実話に基づいているかと言うのは元増田本人にしか分からない。そもそも、この2つを書いたのが同一人物かどうかなんて、それこそはてな運営にしか分かりようがない。


かくいう俺はと言うと、更年期障害の増田のほうはやや鼻白んで読んでしまったが、乳癌のほうは結構じっくり読んでしまった。俺も結構な難病に罹患した事があるので共感する部分が多かったからだろうか。

 

病気になってはじめてわかる事もある。病気になった際に得た知見をできる限り皆に伝え、できれば自分と同じ轍は踏んでほしくない(病気である以上、完全に予見・回避できるものでもないが)と切に願う気持ちもある。


だが、表立って書きにくい事も多々あるだろう。(例えblogのIDであっても)個人情報を出しくない人もいるだろう。そんな人がはてな匿名ダイアリーに書くというのは、個人的には割と得心できる。文体についても「普段の自分のクセを消す為に、あえてああいう文体になっている」という可能性もある。

 

なんでそんなことを考えたのかと言うと、俺も書きたいな~って前々から思ってたから。体調がおかしくなった経緯とか、病院行った時の話とか、入院中の話とか、退院してからの話とか。そういうのをメッチャ色々書きたいと思いつつ、今まで書かないでいた。


思うに、難病を患うと、人はその体験談や経験則を話したくなる気がする。それこそ、友人や家族には言えないような事まで。でも友人や家族にそれを言ってしまうとカドか立つとか世間体がどうこうとかの理由で言えなくて、「王様の耳はロバの耳~~!!」と叫ぶような穴が欲しくなる。そんな時に、インターネットで手軽に大勢の人に見てもらえるブログとかがあれば、穴の代用になる気がする。匿名でブログが書けるなら尚都合がいい。文章の癖でバレてしまう恐れがあるなら、多少フィクションを入れた上で、大仰な文体で書けばバレないだろう。・・・というような事を、俺は結構前からずっと考えていた。だからあの増田を読んだ時に共感してしまった。

 

 
・・・そんな事を考えていたので、結局俺も病気の事を書くことにした。

身バレは怖いし、個人情報もできる限り出したくないが、最終的にははてなブログ上で書くことにした。

これは「実話だと信じて欲しいが、増田に書いて「嘘乙」と言われるのも嫌だなあ」などと思っている俺の妥協点と思ってほしい。

もしかすると、今後俺の体験談を読んでいくうちに俺が誰なのか分かってしまう人もいるかも知れないが、まぁその時はそっとしといてくれ。


ここまで書いてて、ふと「共通の体験を通して共感度合いが一層高まり、それ故に共通の体験がない人間からは理解されない」って言うのはまさに宗教のそれだな・・・と思った。俺個人は特定の宗教を信仰していないが、新興宗教とかにハマって大金を貢ぐ人の気持ちは、なんとなく分かる気がする。

 


今回はここまでにしようかとも思ったが、「イヤ、これだとあまりに情報無さすぎだろ」と自問自答した結果、簡単に病名とかを書いて本エントリの結びとしたい。年単位の話なので、とても一度のエントリでは書けないし、特に書き溜めとかもしていないし、俺の文章は普段から「クソ長い」と大評判なので、ダラダラと長くなるかも知れない。

 

それでも、病気の事や入院生活の事や退院してからの事など、書きたいネタは腐るほどある。一応、退院しるぐらいまでは書いて行きたいと思っているので、もし宜しければそれまでお付き合い願いたい。

 

病名と次回へのヒキ

俺は以前、白血病になった事がある。

俺は白血病について何も知らなくて、正直罹患するまでは「白血病って漫画とか小説とかでよく見るアレでしょ?どんな病気かは知らないけど、色白で薄幸そうなやつがキャラが罹って死ぬやつ」ぐらいの感想しか持ってなかった。

そんな程度の知識しかないもんだから、体調悪いな~と思って病院に行って、スーツ姿のまま即入院になった時も、全然実感がなかった。

どんな治療をされるのかとか、入院費用ってどれぐらいかかるんだとか、着替えどうしようとか、そう言えば冷蔵庫に漬物入れっぱなしだったなとか、なんかそんな感じの事を考えていた記憶がある。「自分が生き残るのか死ぬのか」とか、そういう事は不思議と考えていなかった。(次回に続く)

 


以降は入院に至る経緯などを書く予定。まだ何も書いてないが、今週中には続きを書きたい。